四季折々、山旅で見つけた自然との出会い 山の自然観察教室 |
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自然観察は、まず自然の物を風景を行動をありのままに見ると言うことから始まります。 そのため「月にウサギがいるはずがない」とか「川の水は下に流れるに決まっている」な どと言った固定観念は捨てなければいけません。それには目に映ったものを定着させてみ ようという心のもちかたが大切だと思います。 ありのままに見るということは事実を大切にするということです。この花はこう咲いてほ しいとか、この動物はこういう行動をするはずだという固定観念の心を捨ててその自然の 生物が何であってもはじめて見たと言う気持ちで見ればいいと思います。しかし幾ら見た といっても漠全と眺めているだけでなく、じっと見るということが必要になってきます。 じっと見ることによって今まで気がつか物が見えてくるようになるのです。これが「発見」 ということになります。発見することにより心に喜びが生まれてきます。その発見は個人 個人さまざまですが自然観察はそんな発見の喜びを求めて行なわれるのです。山をフィー ルドとしている私達にとって、有り余る自然が存在しています。ただ黙々と山頂を目指す だけでなく、山歩きの中で何か一つでも発見してみませんか。 信州山学クラブ:岩加々美正儀(日本自然保護協会・自然観察指導員) |