本日の状況:天候・晴れ 体力度☆ 難易度☆ | 尼巌山・目次 | 山岳ガイドHOME |
|
■所要時間:往路70分/復路40分(休憩時間含まない) |
玉依比売神社登山口→(25分)→三体石仏→(20分)→主稜線出会い→(25分)→尼巌山山頂 柏ノ岩・南尾根下山→(30分)→南尾根コース合流→(10分)→玉依比売神社下山口 往路70分、復路40分となっているが、実際は往路120分、復路80分ほど費やした。登山道に入ってほどな くすると四方八方から小鳥の囀りが聞こえてくる。花も葉もないこの季節、野鳥との遭遇が楽しい。こんな状態だ から気持ちも足も右往左往。稜線に出てやっと静まり、歩に集中した。このコースは実に四年ぶり、新しい道標が ポイント毎に設置してあったり、急斜面にはロープも付けてある。難儀することなく山頂に辿り着いた。 山頂から岩沢コース方面少し先にある「信玄柏ノ岩」の前でコーヒータイム。柏ノ岩々頭から奇妙山岩沢登山口を見 ると車が数台止まっており、そのうち一人二人と下山者の姿が見えた。 大晦日前日、こんなにもゆとりある山歩きはここ数年なかったと言うより、大体二十五日までに最終山行をしてい る。それだけに今年は充実した一年だったのかも知れない。 最近新設されたと思う、以前はなかった南尾根コースを下山した。急斜面トラバース地点にはロープも設置してあ り、道もほど良く整備されていた。岩ゴロ地が終わり潅木林が始まると、とたんに小鳥の囀り。登りの時は彼等は 遠くでわたしを見ていたのだが、今は違う。わたしを取り囲んでいる。以前大町の山中で猿の集団に取り囲まれた ことがあったが、今度は小鳥の集団だ。ヒッチコックの「鳥」を思い出した。 北尾根コース合流地点付近のヤブ地をふとを見ると熊の糞場があった。糞の中に消化されない柿の種も含まれてい た。猿もそうだが熊やカモシカなど、山の先住人である小動物は糞場を決めている。登山者の通る主登山道ではせ ず、獣道や林中で見ることが出来る。そこは彼等の生活の場だからである。 たまに登山道で一つ二つ転がっている糞を見るが、そのほとんどが犬の糞である。犬連れ登山者の大半はそれを持 ち帰ることはしない。ザックに糞を入れて歩くのは面倒なのかも知れない。しかし大きなことは言えない。わたし 自身、突然生理的現象が襲ったとき、用事を急に思い出し、人目のつかない木陰に行くことがある。 |