五竜岳 遠見尾根コースマップ 五竜岳 HomePage→ |
遠見尾根コース 山麓からテレキャビンを利用するが、西遠見山まで辿るならやはり運行開始直後に乗車したほうが良いだ ろう。テレキャビン山頂駅からは高山植物園散策の遊歩道を地蔵ノ頭(1676m)まで辿る。立派なケルン と地蔵が祀られているので安全を祈願して出発しよう。遊歩道も終わり一旦鞍部に下ると樹林帯の緩やかな ジグザグ道が始まるが、眺望もないので意外と長く感じる。ブナの樹が目立ってくるとほどなく主尾根に出 会う。「見返り坂」道標が立つが、積雪期以外はあまり見返り展望は期待出来ない。 見返り坂から暫く過ぎた辺りから登山道沿いの立ち木が、高木から中低木に変わってくる辺りから展望も 開けほどなく「一ノ背髪」に着くので小休止しよう。一ノ背髪からも枕木状階段が数回現れるが、登山道左 手に花崗岩崩落地が見えると一息で「二ノ背髪」に辿り着く。ここからは五竜岳や唐松岳を見ながらの稜線 歩きとなり、分岐道標を直進して一気に小遠見山山頂に飛び出る。2007mのピークからの眺望は素晴ら しいの一言に尽きる。 小遠見山から尾根最上部の西遠見山までは標高差は220mほど、然程の急登はないので先を目指そう。 小遠見山ピークから一旦下ると、分岐から巻いてきた道と合流と樹林帯が始まるが、あちこちに強風で変形 した岳樺の巨木が見られるので面白い。途中、尾根右側が切れ落ちる脇をトラバースするところが数ヶ所あ るが、慎重に通過すれば危険なことはない。いつの間にか二番目のピーク「中遠見山」へと辿り着く。五人 も立てばいっぱいになりそうな狭いピークだが、五竜岳の黒い山塊がさらに迫って見え、カクネ里を隔てて 鹿島槍ヶ岳も間近に展望できる。中遠見山から大遠見山までは緩やかなアップダウンの稜線歩きでそう時間 もかからず辿り着く。大遠見山の山頂標柱には登山口から約五キロ地点と記してある。 |
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