半過岩鼻を刳り貫いた半過トンネルの東側旧道沿いに立つ「千曲公園入口」の標柱脇から架橋の下を潜り、登山道に入る。
岩鼻北斜面に付けられた登山道だが、公園近くまで車道が通っているので登山者はあまり利用していない。
急坂のジグザグ道を登りきると公園広地に辿り着くが、東屋の建つ東側は岩鼻の断崖絶壁のため金網が設置してある。
ドコモ中継施設棟の横を通過すると間もなく硯沢林道に出会うが、ここまで車で来ても良いが、駐車出来そうな広地が少ない。
林道向かい側は藪になっており、入口には道標がなく解かり難いが、藪を抜けるとはっきりした作業道が現れる。
70mほど先の左側から急斜面に取り付き、ひと登りで尾根筋に出る。勾配も緩やかになった赤松林を登りきると、尾根屈曲地点の小ピークに辿り着く。
ここからさらに緩やかな稜線歩きとなり、ほどなく鞍部への下り坂が現れ、登り返すと129番高圧線鉄塔が建つ丘に辿り着く。
三方向の眺めが得られるビューポイントなので、小休止しても良いだろう。
鉄塔下から少し下り、向かいの尾根斜面に付けられた巡視路を辿るが、右側を並行する尾根が間近になった辺りで巡視路と分け、
稜線に向う。やせ細った尾根筋は少々藪が煩いが、一部樹林の切れ間から白馬岳など北アルプス北部と戸隠山方面を望むことが出来る。
ほどなく三角点石柱が立つ半過城山ピークに達する。
三角点峰から南の城址峰へは稜線伝いに僅かな時間で行ける。途中129番高圧線鉄塔に辿る巡視路分岐付近で、
西方樹間から四賀虚空蔵山とその後方に常念岳が展望出来る。ほどなく堀切りを越え、城址峰に辿り着く。
ピーク中央に石祠があるだけのピークでほかに何もない。
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