2011年11月13日■天候・晴れ 体力度☆ 難易度☆☆ 雨首・目次 山岳ガイドHOME

賑わう登山口だったが、雨首は誰一人いない 猪坂コース

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霧が被さり頭が見えない雨首
登山口〜雨首までのコース写真  西前山登山口9:30出発
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1.登山口付近の渓流
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2.馬頭大仕(?)石仏
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3.先行者が見えた 9:50
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4.右折、猪坂コースに入る 9:55
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ここから急登始まる
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6.道がはっきりしている
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7.この黄棒が目印 10:05
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8.最初のトラロープ地点 10:10

9.岩塊に突き当ったら右屈曲 10:32 onMouse
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10.−−−−−
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11.スラブ(一枚岩)脇のヘツリ急登 10:45

稜線コル分岐に到着 10:55-11:00 onMouse
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13.まず先に雨首に向かう
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14.雨首岩頭直下 11:07
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霧も無くなり静かな雨首ピーク 11:10-11:30

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展望

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安曽岡山と高ボッチの間彼方に見える山は何だろう?

稜線コル分岐まで戻り竜落としキレットに向かう
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18.−−−−− 11:45
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19.急斜面をトラバースして…
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設置トラロープを手掛かりに

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キレット底に到着(右の岩壁を登ると鉄城山に辿れる) 11:55-12:15

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下山途中、不動滝付近から雨首を展望 13:30

■所要時間:往路95分/復路75分/全休憩を含む往復計260分
往路■西前山登山口→(25分)→猪坂分岐→(60分)→稜線コル→(10分)→雨首

復路■雨首→(25分)→竜落としキレット→(30分)→猪坂渓流出合い→(20分)→下山口

 雨首へは一ヶ月も経たない内に新ルートの猪坂コースで三回も来てしまった。何が魅力なのかわからないが、一つには静かなことかもしれない。 さらに独鈷山主登山道にもトレールランナーが出没しはじめ、飯綱山同様魅力が半減したことも一理ある。 ゆっくりペースの登下降に物足りなくなった彼らも、この猪坂コースは来ないだろう。
 一時間半後、雨首に辿り着いた。出発前覆っていたガスもなくなり、ピーク上空は爽やかな青空が広がっていた。 周囲の展望とコーヒーを味わいながら静かなピークで至福のひとときを過ごし、最終目標地の竜落としキレットに…途中、立木があるので恐怖感は少ないが、 バランスを崩しでもすれば、滑落必至のトラバース斜面、設置トラロープにカラビナでビレーを取り慎重に通過した。
 ほどなく竜落としキレット底に辿り着いた。竜ノ峰ピークにはこの二段階スラブの岩壁を登攀しなければならない。ホールドがない一枚岩、 ハーケンを打ちこむ割れ目もない。しかもさっきまでの霧で苔生した岩肌は濡れており気持ちよく滑る。 まあここは単独だし、危険を冒して登る度胸もないし…で、竜落としキレット登攀はあきらめた。
イラスト登山コースマップ
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