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高峯山コース
 上信越自動車道・小諸ICまたは東部湯ノ丸ICを下車し、浅間サンライン(国道18号バイパス)に入り軽井沢
方面に向う。高津谷トンネルを抜けると70m先に高峰高原の案内板があるので右折する。直ぐにチェリーパ
ークラインに突き当たり、右折すると一本道が高峰高原・車坂峠まで続く。駐車は高峰高原ホテル前を利用
し、トイレは鳥居から30m先右側にある。

 車坂峠の頂上右側の広地は黒斑山登山口になっており、向かい側に建つ大鳥居が高峰山への登山口だ。
高峰高原ホテルの脇を通り過ぎると、山頂まで1.6kmの道標がある。登山道は整備されているがここから
急登が始まり、群生するシャクナゲに雑じり、天然カラマツの老木を見ながら登りきると展望ベンチに辿る。
急登もここで終り、西方の展望が開ける草地の道を一旦鞍部まで下る。この辺りから平坦道になり、道沿い
には色とりどりの高山植物が咲く。平坦道はそのまま高峰温泉コース分岐のある粒ヶ平まで続く。展望はな
いが草原の広地で休憩適地になっている。
 分岐を過ぎると起伏の少ない穏やかな稜線歩きとなるので、自然観察しながらのんびり歩きたい。南側の
開けた登山道は浅間山方面の展望も楽しめる。ほどなく針葉樹と潅木の混生林が現れるこの辺りは、今まで
静かだった稜線が野鳥の囀りで賑やかになる場所だ。樹林に集まる虫も多く、野鳥にとっては恰好の餌場な
のかも知れない。樹林を抜けると稜線は明るい草原になるが、再び樹林が現れる。先ほどの疎らな樹林と異
なり、高木が鬱蒼としており薄暗いため、林床の湿った場所にはマイヅルソウが密生しており、苔生した岩
も多く見られる。岩塊の傍らに直角に曲がった老松を見つけたら樹林帯も終り、緩やかに下りながら山頂手
前のザレ地に辿る。ザレ地周辺の草地にはハクサンオミナエシの黄色い花が目立つ。ザレ地を過ぎ平坦道を
暫く行くと、小山ほどの岩塊が行く手を阻むが、これは既に岩堆積の山頂の一角で岩塊を右に巻いて行くと
高峰神社祠に辿り着く。祠のある場所は標高2092mで、東に少し戻り標柱が立っている岩峰が2106mの山頂
となり、信州側270度の眺望を心ゆくまで堪能したい。下山は往路の粒ヶ平分岐で高峰温泉下山口に降り、
林道を車坂峠に戻っても良い。

長野県山岳ガイド・ホームページ