山吹山 徳音寺コースマップ 山吹山 HomePage→ |
徳音寺コース 山吹山南麓を流れる木曽川は名勝「巴ヶ淵」で屈曲しているが、ここから登山口までは車で10分とかから ないので立ち寄っても良いだろう。農道終点は畑に囲まれ、農家物置小屋など建ち登山口らしくない。駐車 地から山中に延びる登山道の少し先の草むらに石仏が二体並んでいる。右屈曲で小沢にかかる桟橋を渡ると ヒノキ林が現れ、ターンを繰り返しながら徐々に高度を上げて行く。ヒノキ林が疎らになり赤松林に変りは じめてくる辺りが中間付近で道脇にベンチが一つあるので小休止しよう。 ベンチから再び緩やかな勾配の登山道が始まる。コナラを主とする潅木林が目立つころ、遠くから「ドドー ッ」と聞きなれない音がしてくる。山頂の湧き水音である。登山道山側の枕状露岩地前を通過し、右に大きく 回り込むと稜線に出る。東西に延びる稜線は小規模ながら非対称稜線で、"らっぽしょ"の行なわれる南側は 鋭角に切れ落ち、左側はなだらかな潅木林の斜面になっている。ほどなく崖側に沿う金網柵を過ぎると東屋 の建つ小ピークに辿り着く。 東屋の傍らには登山道途中で聞こえた湧き水が、ホースから絶え間なく出ている。ガスボンベを携行して いたら是非この水でコーヒーを沸かして飲んでもらいたい。山吹山山頂は東屋ピークから稜線伝い200m ほど先にある。木曽氏の烽火台だったところで、今は三層の展望櫓が建ち、最上部に上がると木曽谷を挟む 山並みと宮ノ越の集落が展望出来る。 東屋ピークと櫓ピークの稜線鞍部辺りの下をJR中央線の山吹トンネルが通っている。下山は別ルートがな いので往路をのんびり下ろう。 |
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