南木曽岳 蘭(あららぎ)コースマップ      南木曽岳 HomePage→

蘭(あららぎ)コース解説
 避難小屋脇から登山道近道の道標を右折し林道に合流する。金時の産湯池を通過すると登山口道標
が見えてくる。左折して山中に入る。樹林帯の登山道は額付川の渓流沿いを行く。木桟橋を渡ると摩
利支天分岐に出会い、往路は直進する。
 「金時ノ洞窟」辺りから岩ゴロが多くなり勾配が増してくる。伊勢湾台風の災害かと思われる倒木や
崩落地も随所に見られる。畳大の平坦な岩を越すと「喉ノ滝」となり、一登りで木曽五木の一つコウヤ
マキ美林に辿り着く。
 コウヤマキ林を抜けるとほどなく往路の核心部とも言えるクサリ設置のガレ場が始まる。下のクサ
リ場を過ぎると続けて上のクサリ場となるが、現在は岩頭を右に巻く桟道を利用する。
 兜岩下の梯子を登りきるとササ地の急登が始まるが、ほどなく二等三角点の南木曽岳山頂に辿り着
く。密度の濃い樹林に遮られ展望はほとんどない。傍らの南木曽大神の石碑を通り過ぎ、ササ藪を分
けながら緩やかに下ると前方に赤い屋根の避難小屋が見えてくる。整理整頓された小屋にはトイレも
完備されている。小屋からほどなく、低丈のササ原に囲まれた展望地「女岩」広場に辿り着く。

■下山ルート
 下山は往路を戻らず摩利支天ピーク越えの周遊ルートを下山する。女岩広場から一旦水場のある稜
線鞍部に下り、登り返すと摩利支天稜線となるが、見通しも悪く通過点のようなピーク。平坦道の2
00mほど先に、直進・摩利支天大明神、左折・下山口の道標が分岐路に立つ。大明神まで数分の距離
なので時間があったら寄ってみよう。
 分岐道標から往路途中で見た摩利支天分岐地点まで急坂が続く。桟道やクサリ場、梯子が次々現れ、
さらに段差のある岩ゴロ道は往路より時間を費やす。最後のガレ沢を横切るとほどなく往路分岐地に
合流する。

長野県山岳ガイド・ホームページ