本日の状況:天候・雨 体力度☆ 難易度☆☆ | 風越山・目次 | 山岳ガイドHOME |
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■所要時間:往路70分/復路60分 |
登山口→(60分)→カヤト境→(10分)→上部の草原・往路下山→(60分)→下山口 |
イラスト登山コースマップ |
10時30分、名勝寝覚めの床近くにある信州百名山の宿に出向く前、8時に登山口を出発、10時下山口着の計 画を立てた。木曽の里山は、県内のほかの里山に比べ、木曽谷に裾を落とす急峻な斜面の山が多い。御多分にこの 風越山もそうである。2km未満の沿面距離で600mの標高差を登らなければならない。登山口から急勾配が始 まり、その上台風の影響か雨が降頻る。登山道は泥濘、登りでも良く滑る。下山のことを思うとちょっと憂鬱だ。 しかしこんな悪条件の道だからこそ、スリップ&転倒しない歩行技術を磨くにはもってこいなのである。 悪条件ばかり目立つ雨の登山だが、あまり見ることのない風景に出遭うことが期待出来る。ピーカンの空に連なる アルプスは誰もがそのダイナミックな風景に感動し、皆なアルピニストになってしまうが、雨の低山は登山者と言 うより田植えをする農家の人に見えてしまう。 コアジサイの群生や雨に煙る周囲の山並みを見ながら、ちょうど一時間経った地点(カヤト境1500m地点)を今 日の目標地として下山。駐車地の下山口には計ったように10時ちょうどに辿り着いた。年内にもう一度と、コア ジサイの咲く時期にも歩いてみたい山である。 |