2007.8.4■天候・霧雨&曇り 体力度☆☆ 難易度☆☆ | 三ノ沢岳・目次 | 山岳ガイドHOME |
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■所要時間:往路130分/復路100分/全休憩を含む往復計290分 |
往路■千畳敷登山口→(30分)→7:47極楽平→(35分)→稜線最低コル→(30分)→ローソク岩→(35分)→三ノ沢岳山頂 復路■三ノ沢岳山頂→(60分)→稜線最低鞍部→(20分)→宝剣岳分岐→(20分)→千畳敷下山口 長野市内を出発した時は時折青空も顔を覗かせていたが、松本市辺りにくると台風が残していってくれた雲塊が全空を 覆い、駒ヶ根・菅ノ台の集合地では霧雨が降り出してきた。6時20分バスに乗り、ロープウェイを乗り継ぎ千畳敷に7 時に到着。目の前に見えるはずの千畳敷カールや周囲の景色は厚いガスに遮られ何一つ見えない。それでも、登山口広地 や構内には登山客や観光客で溢れていた。ほとんど乗越浄土を経て木曽駒ヶ岳方面へ向う登山客ばかりで極楽平方面に向 うのは我々だけだった。約30分後、稜線の極楽平に辿り着いた。 南西(木曽)方面の谷間から吹き上げるガスは今にも雪に変わりそうな冷たい風、誰一人居ない道標脇で全員防寒&雨具 に身を包み三ノ沢岳に向った。宝剣岳分岐を左折すると稜線最低コルまでの長い下り坂が始まった。コルからは幾つも現 れるアップダウンに閉口するが、登山道沿いに咲く高山植物が疲れを和ましてくれた。霧の中からニョキっと立つローソ ク岩の傍らを通過し、遭難ケルンが建つガレ広地に辿り着いた。もちろんここのクーラーも最強冷風にセットされており 真冬なみの寒さ、真夏でも凍死するのも頷ける。それから暫くして三ノ沢岳のお花畑に囲まれた登山道を通過し山頂に辿 り着いた。嬉しいことに今まで吹き荒れていた風は収まり、ガスも緩やかに流れ始めたので行動食タイムとした。 下山途中、稜線分岐から宝剣岳に向かう岩稜線取り付きでコマウスユキソウの群生と遭遇、霧雨と強風の中、わざわざ 危険を冒すこともなく、コマウスユキソウを見たと言うことで目的達成、極楽平に戻った。 |
イラスト登山コースマップ |