高社山 夜間瀬コースマップ      高社山 HomePage→

夜間瀬コース各地点の標高と距離

ゲレンデ登山口:  880m

    1.1km

ゲレンデ最上部: 1190m

    0.2km

高社神社鳥居:  1210m

    0.3km

鷹見岩:     1250m

    0.4km

高社山山頂(東峰):1352m

■登山口と山頂までの標高差:約 470m
■登山口から山頂までの距離:約2.0km

夜間瀬コース解説

決まった登山口も道標もないので、駐車地から終点リフト駅を目指してゲレンデ内に入る。登山道も

不明なので適当にゲレンデを直登する。下草が刈ってあるゲレンデは歩き易いが見た目よりかなり急

斜面だ。三百メートルほど登ると、スキー林間コースが横切っているところに出会う。このまま直登

も良いが、緩やかな傾斜の林間コースを歩いたほうが良いだろう。ゲレンデも中程まで上がり後ろを

振り返ると、東方に聳える志賀高原の主立つ峰々が望まれる。林間コースはリフト架線の下を数回横

切りながら、最上部のリフト終点地に辿る。ゲレンデもここで終わるので眺望の良い広地で休憩しよ

う。終点広地を左に屈曲し、潅木林の登山道に入る。藪は少々煩いが踏み跡がはっきりしている急登

をジグザグで登ると高社山神社の鳥居が現れる。さらに登りつめると左手に尾根から南に張り出した

鷹見岩に辿り着く。夜間瀬コースの見所の一つとして、この岩辺りの上空では、国の天然記念物でも

ある「長元坊(ちょうげんぼう)」が群れをつくって飛翔している。高社山南麓の十三崖に棲息してい

る群れが餌を探しに来るらしい。鷹見岩を過ぎ、潅木林が切れると草原の広地となり正面に高社山が

迫る肩の場所だ。ここから一息で二等三角点がある高社山々頂に辿り着く。山頂には三角点石柱の周

りに高社山神社祠、山頂標柱と中央に展望櫓がある。櫓がなくても展望は良いのだが、櫓の上からは

更に素晴らしい360度の眺望が広がる。北信五岳全山と平野部を流れる千曲川、その彼方に連なる

北アルプス、四阿山など上信県境の山々、北に目を移せば横手山、岩菅山に連なり苗場山まで見え、

まさに展望の独立峰に相応しい。時間があったら、この主峰(東峰)と稜線伝いに行ける西峰を往復す

るのも良いだろう。展望は主峰に劣るが、ピークには御嶽神社の大きな石祠が祀ってある。下山は一

旦、稜線を主峰まで戻り、往路を下山するが、最上部のリフト終点地からは林間コースをショートカ

ットしてゲレンデ内を直下降すると時間が短縮できる。

長野県山岳ガイド・ホームページ