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積雪期コース
 善光寺平の何処からも見える孤高のピーク笠岳、無雪期なら笠峠から歩くこと30〜40分、軽装備でも
登れます。しかし夏道の擬木階段はかなりの急斜度、積雪期に登れるルートではなく、階段中間にある岩頭
付近は雪崩の巣、そこを避けて男坂分岐まで行かなければなりません。とは言え、どのルートも斜度30度
以上ある急勾配、樹林帯の中にもデプリが見られますので、ルートファインディングは絶対に必要となり、
常に上部を気にしながら登らなければなりません。男坂分岐の平坦地に辿りつくと一安心、ここで小休止し
ます。
 無雪期の夏道は分岐道標を左方に向かい、山頂北側を巻いて行きますが、積雪期は男坂をリードロープで
直登したほうが良いでしょう。特に下山はフィックスロープ下降が必要です。男坂の岩塊を登りきったとこ
ろの氷雪バーンも慎重にロープを頼りましょう。足を滑らせば女坂方面に数百メートル滑落間違いありませ
ん。
岩頭に立つ石祠、そこから360度の眺望が待っていますが、孤高のピークに立ったときの感動は眺望など
二の次です。

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