鳥甲山 狢平コースマップ 　　　　 鳥甲山 HomePage→

狢平コース解説

登山口から潅木林の急坂を登りきるとコース唯一の水場に着く。ここからブナが林立する急坂を主 稜線出会いまで１ｋｍほど登らなければならない。ブナ林を抜け、低木林に変わるとほどなく稜線に 飛び出るが、すぐさま�T峰目の万仏岩が現れる。クサリと梯子の架かる岩塊は、両端が谷底に切れち ている難所。登りきったところで休憩を摂ろう。振り返ると東方に平坦な山稜の苗場山が、南方には 岩菅山など志賀高原の山並が間近に見える。 　第�T峰からはナイフリッジのアップダウンが連続するが、眺望が良いので苦にならない。第�U峰、 第�V峰のピークを過ぎると岩稜歩きも終わり、再び樹林帯の急登が始まる。潅木林が針葉樹に変わる とほどなく白嵩の頭に辿り着く。針葉樹林に囲まれ眺望はない。 　白嵩の頭からは一旦鞍部まで下り、登り返すとコース中の最難所「カミソリ岩」に出る。立ち木や 草付きの岩場のため恐怖感はあまりないが、一歩踏み外すと転落の危険があるので注意して通過しよ う。しばらく行った先に両端が切れ落ちている「カミソリの刃」があるが、�T峰目に出会った万仏岩 の梯子場のほうが恐い気がする。 　｢カミソリの刃｣の難所を過ぎるとほどなく屋敷コース合流地点となり、道標を左折すると一息で二 等三角点の鳥甲山々頂に辿り着く。 時間に余裕があったら、花と眺望が楽しめる赤クラルートを屋敷に向かってアップダウンを繰り返し ながら下山する。初夏ならば稜線沿いの草地には亜高山植物が咲いており、長いルートも楽しみなが ら歩ける。

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