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桟敷山コース解説
駐車場に立つと正面に桟敷山、右に小ぶりの小桟敷山が仲良く肩を並べて立っている。駐車場脇にあ
る登山口道標から、シラカバ林とササ原が広がり緩やかな登山道が始まり幾つかのターンを繰り返す
道沿いには大小さまざまな火山岩塊がある。さらに岩の傍らにはイワカガミも群生して咲いている。
登山道右側に一本だけシャクナゲの木があり、その先を少し行くとミズナラなどの潅木に囲まれた平
坦な岩ゴロ地となる。山頂までのほぼ中間地点なので小休止しよう。この辺りから少しづつ傾斜は増
してくるがジグザグに進むため息は然程切れない。山頂まで800メートルの道標を通過すると、曲
りくねった老木や大木が混生する天然唐松林が現れ、ほどなく道は緩やかになり、西方面が開けてく
ると、前方に三叉路分岐の道標が見えてくる。右折すると展望岩へと辿るが、先に山頂へ向かおう。
山頂まで300メートル程なので10分とかからないだろう。山頂には石祠と1915mと書かれた
標柱があるが、この標高は稜線南東にある三角点の数値で、ここの実際の高さは1931mとなって
いる。眺望は東方面しかないが、四阿山が手の届く位置に見え、その裾野に広がる田園風景は見ごた
えがある。下山は先ほどの三叉路分岐まで戻り、左折してササ原の中を緩やかに下っていく道は展望
岩で行き止まりとなる。岩頭に立つと、眼下に地蔵峠のホテル群とその後方に蓼科山や八ヶ岳連峰が
眺望出来る。

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