往路■河童橋→(150分)→横尾→(100分)→本谷橋→(150分)→涸沢カール
復路■涸沢カール→(120分)→横尾→(150分)→河童橋下山口
アルピニストの憧れの涸沢カールは、三方を穂高連峰に囲まれた北アルプス随一の楽園だ。カールから見上げる奥穂高岳前穂高岳、
北穂高岳は全てが3千mを超える鋭峰で、特に早朝に見られるモルゲンロードは素晴らしい。
盛夏のカール周辺は高山植物が咲き誇り一日中居ても見飽きることがない。また梓川に沿っていく涸沢カールまでのコースは
危険箇所も少ないので、北アルプス入門コースとして人気がある。と言うことでクラブ初のパーティ山行を実施した。
ほとんどの参加者は涸沢カールが初めてと言うだけあって、河童橋から横尾まで快調に飛ばしすぎ、本谷橋休憩地では疲れきって
ドカッと腰を下ろして休んでしまう。さらに本谷橋から三十分ほど進んだところで一人ギブアップ宣言者が。私が付き添い横尾山荘まで戻り、
ガイド及び他の参加者とは涸沢ヒュッテで合流した。多人数でのパーティ山行の難しさをこの時つくづく感じた。
翌日、涸沢カールから往路を下山、横尾山荘で出迎えてくれたギブアップした方と落ちあい、全員元気よく上高地へと向った。
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