往路■八方山荘登山口→(90分)→丸山ケルン→(60分)→唐松山荘→(15分)→牛首ピーク
復路■唐松山荘→(60分)→丸山ケルン→(45分)→八方山荘下山口
8時35分、八方山荘を出発、覆っていたガスも上昇し始め、第二ケルン辺りでは青空が広がる。白馬三山を展望しな
がらの緩坂は気持ちがいい。丸山ケルンを過ぎ、岩尾根付近に辿り着いたのが10時30分頃、もしかすれば唐松山頂に
行けるかも知れないと言う淡い期待をしたが、山荘直下の急坂トラバース地点でザイル設置、ここは左側が切れ落ちる崖
地、やはり8人での危険箇所通過は思ったより時間がかかる。
山荘到着時刻11時30分、午前中の上がったガスが再び上空で冷やされる時間、にわかに雲行きが怪しくなってきた。
既に唐松岳山頂部は雲が覆い始めていた。二月のリベンジ組4人には唐松山頂を諦めてもらい、ならばと、距離は短いが
標高も然程変わらない牛首ピークに向った。アイスバーン気味の斜面をトラバースし、取り付き地点から一気にピークへ。
下山の途に…。
丸山ケルンに戻った時は吹雪きとホワイトアウト寸前、ゴンドラを降りた時は雨に変わっていた。もし唐松山頂に向っ
ていたらそこで往復60分費やし、山荘直下の核心部ではきっと吹雪き状態だったに違いないはず。
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