唐松岳 八方尾根コースマップ      唐松岳 HomePage→

八方尾根コース解説
 ゴンドラリフトを乗り継いで八方山荘まで辿る。八方山荘からは尾根伝いに登るコースと南斜面を
巻いて行く散策コースがあるが、どちらを行っても時間に大差ない。滑り易い蛇紋岩の岩ゴロ道を登
りきるとハイマツ樹海が広がる前方に夏季トイレ棟が見えてくる。ここで散策道と合流し、八方池ま
ではハイカーと混じって歩くことになるがほどなく八方山に辿り着く。ここから見下ろす八方池は北
アルプスの鏡と呼ばれ、白馬三山や不帰キレットを映している。
 ヤセた岩尾根を通過するとほどなく「下ノ樺」の樹林帯となり、一登りで南斜面を巻く緩やかな道に
変わる。斜面登山道沿いは草地で色とりどりの高山植物が見られる。「上の樺」樹林帯を抜けると扇雪
田が前方に見える。雪田から吹いてくる風に涼を取りながら小休止するにも良い場所だ。扇雪田から
急登も一息で平坦道に変わる。チングルマやミヤマリンドウなどが湿生植物が咲き誇り、ほどなく丸
山ケルンに辿り着く。
 丸山ケルンからは急登はなく、二ヶ所のガレ場を気をつけて通過すると唐松山荘へ辿り着く。小休
止して山頂までの急登に備えよう。山荘付近のザレ道が終わると、いよいよ最後の岩塊地急登が始ま
るが、ほどなく360度の大パノラマが広がる山頂に辿り着く。

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