★★ はじめに ★★ | |
タンブリングを、怖がっていませんか? そうなら、それを克服しましょう。タンブリングは、現代のチアリーディングにおいて不可欠なものとなっています。アメリカでは基本的にタンブリングのできないチアリーダーは、チアリーダーとして半人前だと考えられています。 ですから、タンブリングの苦手な方は何としても、それを克服しましょう。そして、そう深刻に考えることはありません。 はじめに、あなたが多くの観客前でタンブリングをやっている姿を想像してください。 これは、脳にあなたがタンブリングを行うことを、刷り込ませる役割をし、タンブリングの目標がより具体化してきます。その時、マットの上ではなくて、堅い床の上でタンブリングをやっていることを想像することが大切です。 次に、練習時には、ビデオを使用してください。これを見て、弱点を理解してください。あなたの弱点が具体的にインプットされることで、自身が注意するようになるでしょう。 また、上手くできたときは、何度もそれを見て、イメージを確定してください。同時に、時々、失敗した時のビデオも見て、自身の弱点の確認をしてください。 ただし、その後、成功したビデオを見ることを、忘れないでください。 最後に、とにかく、正しい練習をしてください。 タンブリングの練習も客観的にコーチができる方をお願いし、安全対策を充分にした後、練習を実施してください。また、コーチが不在の場合でも、基礎的訓練は体育の教科書にも載っていますので、それを参考にマットの上で行うことも考えてください。 ただし、先にも言いましたが、結局、最終的にはコーチは必要です。 タンブリングは、スタンツと同じくチアリーディングの中で花形の一つになります。また、観客の注目を浴びる時間は、フライヤーよりも長い時間になることもあります。 タンブリングはあなたの努力と精神的な克服により成功されるでしょう。 阿部 |
★★バックハンドスプリングの練習と実践について★★ | |
もしあなたが、タンブリングの中で、はじめにあこがれる、バックハンドスプリング(いわゆるバック転)をやってみたいと考えているのであれば、まず、設備の整った体育館を探してください。 そして、それが可能になったら、次はコーチを依頼してください。近くにいない場合は、一緒に練習できる仲間とともに練習してください。 また、第一に考えなければいけないことは、安全対策です。スポーツにケガは必然的なものと考えられていますが、その必然性をいかに最小限の被害で押さえるかということも、スポーツの練習では最も大切なことです。 そして、間違えてはいけないことは、できることが、教えられることにはつながらないということです。(できることを否定はしません。) ですから、技を覚えていくには、できる人がいなくても、客観的な人(仲間)と、その技を覚えようとする学習への熱意が重要ですので、全てにおいて、できるコーチが必要ではありません。 実際、体操競技でもコーチが全ての技をできるわけではありませんし、その他のスポーツでもコーチが全ての技をできるわけではありません。つまり、コーチの資質はできるできないではなく、また、資格の有無では無く、いかにそのコーチ自身がそのスポーツに対して真剣でコーチ自身も学習しているかに関わります。 最終的には、選手自身もコーチをよく見る目が必要になります。(自分自身を守るためにも大切なことです。)対外的な外観、選手としての経験等(判断基準の項目のひとつにはなりますが・・)でコーチを判断すると、選手自身やチームにも危害がおきかねませんので、非常に重要なことですので、記載しておきました。 さて、バック転をおこなうためには、いくつかの条件がありますが、それについては、多くの参考資料が出版されていますし、体育の教科書等にも記載されていますのでここには記載しませんが、是非ともこうした冊子も参考として練習してください。 ただ、倒立、ブリッジ、はバック転の実施には重要な要素となりますので、十分練習してください。(しかし、完璧なブリッジは必要ありません。後述します。) 以下、ここでは、バック転をまったくできない人を対象に練習方法を述べたいと思います。 再度、練習条件を述べておきます。 1 十分な広さがあること 2 マット等の設備が整っていること 3 コーチ(第三者)がいること 4 安全対策を十分すること さて、本題に入ります。 まず、はじめは、一人が立ち、もう一人はその後ろに立ちます。そして、前の一人は上にジャンプします。(はじめは後ろにジャンプせず、まっすぐ上にジャンプします。そして、次第に腕の振りを大きくして上方へジャンプします。 これで体がなれてきたところで、少し斜め後方へジャンプするようにします。(このとき、まだ、肩、頭は後方にかえしてはいけません。)そのとき後ろの一人は、両手を前に出して腰の少し上部を押さえるようにスポットします。 こうして、だいたい、60度位斜め後方にジャンプできるようにしてください。これになれてきましたら、次は導入部において、いすに腰掛けるような形でジャンプできているか確認しながら、練習してください。 この練習をする前に、スポットのひざを立ててもらい、その上に座りながら後方へゆっくりブリッジしてみることも良いでしょう。 @上記の練習が充分にでき、姿勢も正しくできるようになりましたら、今度は後方への飛び出しの練習をおこないます。 |