打ち身・捻挫
ここでは打ち身・打撲・捻挫の応急処置の基本R・I・C・Eを覚えましょう。
打ち身・打撲・捻挫はよくあることですが、これらを軽視してはいけません。
正しいRICE処置が大切なのです。
勿論、打ち身・打撲をしたときにすぐに冷やす事くらいしてますよね。
しかし、何故冷やすか知っていますか?
R・I・C・Eとは・・・
R |
Rest |
安静 |
安全な場所で安静にしましょう |
写
真
1 |
冷静に状況を判断して二次災害を防ぎます
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I |
Icing |
氷冷
(冷却) |
氷嚢やコールドスプレーで冷やしましょう |
写
真
2 |
内出血や腫れを防ぎます
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C |
Compression |
圧迫 |
包帯やバンテージで少し圧迫しましょう |
写
真
2 |
靭帯が切れた場合、断端を近づける効果もあります
骨折していたら固定の役割を果たします
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E |
Elevation |
挙上 |
患部を心臓より高いところにもっていきましょう |
写
真
3 |
心臓より高くすれば血液がまわりにくいので内出血や
腫れを防ぎま す
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このRICEをちゃんとしたかorしないかによって回復がかなり変わってきますよ!
足首の捻挫を例にとってみましょう
写真1
写真2
冷やし過ぎによる低温やけどに注意!
写真3
足首の場合、このような処置を施した後に、
○受傷した後にすぐ立てない・歩けない
○指先までしびれる
○血の気が引いている
○圧痛の範囲が広い
○次の日にも足を引きずっている
○普通じゃない痛み
○明らかに様子がおかしい |
などの症状がある場合は重症な捻挫だったり骨折の疑いがあるので
応急処置を行ったら速やかに整形外科で診察を受けましょう。
※ここでは外傷(擦り傷・切り傷などによる出血)がないことが前提です。
外傷がある場合はその外傷の処置(止血・消毒など)からしましょう。
※冷やし過ぎによる皮膚の損傷(低温やけどなど)や血行障害を防ぐ為に
15〜30分位冷やしたら休んで(5〜10分位)、また冷やして・・・と繰り返しましょう。
24時間〜48時間は断続的に行うのが早期復帰への鍵です。
※写真ではシュミレーションの為、床に直接寝かせていますが、
実際はやわらかいマットやタオルなどの上に寝かせましょう。
※あわてず、騒がず、冷静に状況判断をしましょう
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