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ストレートジャンプで正しい飛び方をしないと空中で姿勢を作れません。 ここではトランポリンで実演していますがトスの時も同じです。
パイクでも同じですが、早いタイミングで脚を動かし始めてしまうと、 飛び上がる力が生かしきれず、高さが出ないばかりか、 形が崩れてコントロール不能になって危険です。
安定性と技にメリハリをつける為に、 開脚するのをギリギリまで我慢して下さい。 オーバーな表現をすると、重力がゼロになった頂点で技を捌く感じです。 頂点までいったら一瞬で折り畳みます。
☆大切なこと 下半身(脚)だけで捌こうと思ったら大間違いです。 折り畳み運動なので、上半身もかなり使います。 全身運動です。
なので、ストレートジャンプの延長で上げた手を上半身の折り畳みと同時に手を下ろし、 つま先を叩きましょう。
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ストレートジャンプで正しい飛び方をしないと空中で姿勢を作れません。 トウタッチでも同じですが、早いタイミングで脚を動かし始めてしまうと、 飛び上がる力が生かしきれず、高さが出ないばかりか、 形が崩れてコントロール不能になって危険です。
安定性と技にメリハリをつける為に、 パイクになるのをギリギリまで我慢して下さい。 オーバーな表現をすると、重力がゼロになった頂点で技を捌く感じです。 頂点までいったら一瞬で折り畳みます。
☆大切なこと 下半身(脚)だけで捌こうと思ったら大間違いです。 折り畳み運動なので、上半身もかなり使います。 全身運動です。
なので、ストレートジャンプの延長で上げた手を上半身の折り畳みと同時に手を下ろし、つま先を叩きましょう。 | | |
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バスケットトスの練習 (バックフリップ−レイアウト) | |
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練習していけば体操経験が無い人でもこんな事が可能になります。 ただし、「ローマは1日にして成らず」です。
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上段の写真はブレていて判りづらいのですが、 バックフリップでは青の矢印のように必ず手を引き上げましょう。
手を引き上げないと、高さが出ないばかりか、 首が後ろに返りにくく、回転効率が悪くなり、 失速して真っ逆さまにに落ちてしまう可能性があります。 回りきっても回転しながらクレイドルになるので ベースへの衝撃がとても大きくなって危険です。
手を引き上げれば中段の写真のように、 回転しながら真っ直ぐ上に上がる事が出来、 胸を中心に回転する、いわゆる 胸で回る宙返りが出来ます。 バックフリップをする人はたくさんいますが、ちゃんとコントロールして回れている人は数える程しかいません。
コントロール出来ていないと「出来る」うちに入りません。 | | |
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☆大切なこと 知識と技術がある指導者の 「補助」「セッティング」「段階的練習プログラム」の元で練習しましょう。
トランポリンを利用した練習は非常に有効ですが、 上記の環境が揃っていないと、練習が進まないばかりか、とても危険です。
ここでは宙返りの後、最終的に着床をせずに足を抜いて「背落ち」で終わる人がいますが、かなり慣れるまではしっかり立って着床出来るようにして下さい。
立った状態で着床する練習ではクレードルになれないと思うかもしれませんが、 それは間違っています。 つまり、着床位置を目で確認して安定した着床が出来ないと、 安全なクレードルを作ることができません。
トランポリンで立った着床が出来ていれば、足を抜く練習をしなくても トスで実施したときに自然にクレードルになります。
※写真の選手は熟練者なのでスポッターマット程度の補助のみで練習しています。 トランポリンの宙返りとは動きを変えています。
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ここでの運動経過は次の通りです。 これがすべてではなく、これは一つの方法にすぎません。 また、ここではスポッティングの説明は省いています。
上段の写真 ウォーク・ロード・トスアップから入っています。 入りはトップがベースの手に片足を掛けた状態でセットして、 ベースが上方にトップをピッチしています。
2段目の写真 トップはそこから半分捻りながらトス
トウ ハンドの状態に入ります。
「正しい軸をとりながらある程度のスピードで上に上がっていく事が運動をスムーズにさせます。」 この時にトップは、上がる事よりもひねる事を優先させてしまってはいけません。 つまり上への伸びがひねる力を助けてくれます。 「ひねりはらせんでひねる」事が出来るようにしましょう。 これはほとんどのスタンツに共通する重要なポイントです。
3・4段目の写真 エクステンションに上げる時にベースは、腕だけに頼らずに 下半身と体幹で上げるキッカケを作って、全身をバランスよく使いましょう。
これを行うための必要不可欠な身体的な条件
※トップ ○本当の真っ直ぐな姿勢 ○リキミではなく、正しいシメ ○正しい視線 ○リズム ○上体の引き上げ ○普段から感覚練習をする
※ベース ○トップを常に観察し続ける ○腕だけで上げない ○正しい「トップを上げる位置」 ○リズム ○重心線の理解 ○日頃の正しいトレーニングでトップが信頼出来る技術を身につける | | |
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ポップアップクレイドルでひねりを加えたり、 難度を上げる為にひねりは非常に重要です。 はじめはとても難しく感じますが、お約束さえ守れば 意外とスンナリ出来るものです。 ただしこれは1回ひねりの話で、2回以上だと ひねりのタイミングと強さが変わってくるので、 ここではひねる回数に関係無く一番大切な軸を中心に 視線と姿勢について説明します。
上段の写真 よくみかける良くないパターンです。 ※全身が反っている ※首が後方に返っている ※視線が正しくない ※強くひねろうとするあまり腕と肩がガチガチに固まっている ※脇が空いている為に回転効率が悪くなっている ※力んでいるので上体が反っている ※つま先が伸びていない為に下半身が緩んでいる ※脚の組み方が逆になっている
中段の写真 上段の写真の良くない所が解消されています。 視線を正しくすることによって頭部から軸が通っています。 緑線のように「らせん」のひねりになっていて、ひねりの効率が良くなっています。 この写真の場合左にひねっているので右手がしっかり締まっています。 脚の組み方は意識してこうするものではなく、自然にこのようになります。
☆大切なこと この「ひねり」はそこまでの確実な技術と安全な環境が必要です。
そして知識のある指導者がいればあなたは確実に、そして時間をかけずに上達する事が出来るでしょう。
ひねりを練習しはじめたら270°に棲む魔物に出会うはずです。 指導者なしではこの魔物は強敵ですぞ。 | | |
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多くの場合、はじめてシングルベースのエクステンションを練習する時、 見様見真似でショルダーストラドル(シット)等から本番さながらにいきなり上げる練習をしていたりします。 その際に、確かに周りにたくさんの人がスポットに入りますが、 これでは根本的な練習になりません。
ダブルベースの場合もいきなりエクステンションをせずに、 エレベーターから始めますが、シングルベースでも同じように練習を進めて、 運動の理解を身体と頭で学ばなければいけません。。
例えば、こんな練習方法もあります。 @最上段の写真 このように、まずエレベーターを作り、 A2段目の写真 そこから持ち替えてシングルベースのエレベーターレベルでキープします。 スポットはついたままです。 また、左右にベースがいつでも補助出来るようについているのも良いですし、 また、周囲にエバーマットをセッティングしておくと尚良いです。
この状態でベースもトップもバランスや力加減を練習しなくてはいけません。
B3段目と最下段の写真 ※正しい握りの位置(ベース) ※正しいバランスの取り方(ベース) ※正しい足の角度(トップ) ※正しい耐え方(ベース・スポット) ※重心の理解(ベース・トップ) これらをこの高さでしっかりと出来るようにしておかないと、 シングルベース系は本当に危険な技です。 甘くみないようにして、過信しないようにしましょう。
☆大切なこと 基本的にシングルベースは「力自慢」の技です。 自慢する程の力がない人は、やらない方が良いでしょう。 | | |
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実施条件 ○エレベーターが出来ること ○ダブルテイクが出来ること ○オール・ザ・ウェイが出来ること ○フルツイストクレードルが出来ること ○安全な環境の下で行うこと。 ○初めて行う際は指導者の指示の下で行うこと。
写真1 ここではワンフットロード(片足乗り込み)から入っています。 握りが特殊な為、片足乗り込みからの方が確実です。 握り方は写真1aのように握ります。
写真2〜3 トップ 片足乗り込みからリズムを作り、両足で踏み込んだら オール・ザ・ウェイに上がるようにまっすぐ伸び上がります。 ベース トップの伸び上がりのタイミングに合わせて、 オール・ザ・ウェイに上げるように押し上げます。 この時、フォームを崩さないようにする事が重要です。
写真4〜6 トップ 正しい姿勢で、ここでも伸び上がりの動作を止めないように回転します。 上への伸び上がりがスムーズで安定した横回転を生むからです。 もし、伸び上がりを止めてひねろうとすると大きくブレて崩れるでしょう。 また、足幅を変えないようにして、浮いている足も曲げないようにしましょう。 メインベース メインベース(軸側)は、握りを利用してトップを回します。 トップのつま先(ボール)が手の平から離れずに、 言わばトップが手の平の上でターンする事になります→写真12 写真のように程よく高い位置で回しましょう。 サブベース オール・ザ・ウェイに上げようとすれば、トップの足は自然に離れます。 上への力を途中で止めたり、雑に放り投げないようにしましょう。 トップが回っている間はトップの姿勢と離れた足をしっかり見ましょう。 スポット トップがまっすぐ上がり、正しい軸で回れるようにサポートします。 この技に限ったことではありませんが、トップをしっかり見ておきましょう。
写真7 トップ この頃からハングドリルの準備に入ります。 と、いうことは足を伸ばして踏み込む方向は真下です。
これはダブルテイクと同様です。
メインベース 正しい軌道で手を下ろしていきましょう。 サブベース この頃からトップの足を迎えにいきます。 これ以上トップの足を取るのが遅くなると崩れる確立が高くなります。
写真8〜9 ここからはまさしくダブルテイクと同じですね。 トップ しっかりと正しい姿勢に戻ることがトップの仕事です。 ベース 腕が伸びきらないようにして、通常のエレベーターと同じ状態にします。
写真10〜11 通常のエレベーターと同じです。
正しくエレベーター、ダブルテイク、オール・ザ・ウェイが出来れば、 さほど難しいテクニックではありませんが、 なかなか上手に出来る人も、指導出来る人も少ない為に 上級編に入れました。
☆大切なこと
練習中に油断をすると、すぐに怪我をしてしまう技のひとつです。 ベースはトップの崩れ方がなかなか予想しづらいので、 トップを地面に落としてしまうことが多いです。
また、トップ自身も自分がどのような姿勢になっているか分かりにくいので、 落下姿勢が予測しづらい上にベースに足を離してもらえない時には、 上半身がダイレクトに地面に落ち、大怪我をしやすくなりますので、 安全な環境と集中力が必要です。 初めて行う際は指導者の指示の下で行うようにしましょう。 | | |
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実施条件 ○エレベーターが出来ること ○ダブルテイクが出来ること ○オール・ザ・ウェイが出来ること ○フルツイストクレードルが出来ること ○安全な環境の下で行うこと。 ○初めて行う際は指導者の指示の下で行うこと。
写真1 通常のエレベーターからはじめます。
写真2 トップ その姿勢のままでアップを待ちます。 膝は曲げません。 ベース ポップアップクレードルをするようにダウンで反動をつけます。
写真3〜4 トップ ベースに持ち上げられる力を利用してひねります。 ひねりはベースだけに頼らず、しかし自分だけで回ってもいけません。 メインベース(軸側) トップを上に押し上げながら、踵を軸につま先側を回し、 ひねりを掛けます。 フルツイストクレードルに似ています。 サブベース ポップアップするように上げながら自然にトップの足を送ります。
写真5 トップ 回りながら下りていくのではなく、なるべくこの高さのところで回ります。 足幅を変えずに、膝も曲げないようにしましょう。 メインベース この高さのところで回します。 トップの踵と自分の手の平は離れません。 手の平とトップの踵のテンションはお互いに掛かり続けています。 トップが自分の手の上で踵でターンしている状態です。 サブベース トップの状態と離れた足をよく見ておきましょう。
写真6〜7 トップ この頃からハングドリルの準備に入ります。 と、いうことは足を伸ばして踏み込む方向は真下です。
これはダブルテイクと同様です。
メインベース 正しい軌道で手を下ろしていきましょう。 サブベース この頃からトップの足を迎えにいきます。 これ以上トップの足を取るのが遅くなると崩れる確立が高くなります。
写真8 ここからはまさしくダブルテイクと同じですね。 トップ しっかりと正しい姿勢に戻ることがトップの仕事です。 ベース 腕が伸びきらないようにして、通常のエレベーターと同じ状態にします。
写真9〜11 通常のエレベーターと同じです。
☆大切なこと
練習中に油断をすると、すぐに怪我をしてしまう技のひとつです。 ベースはトップの崩れ方がなかなか予想しづらいので、 トップを地面に落としてしまうことが多いです。
また、トップ自身も自分がどのような姿勢になっているか分かりにくいので、 落下姿勢が予測しづらい上にベースに足を離してもらえない時には、 上半身がダイレクトに地面に落ち、大怪我をしやすくなりますので、 安全な環境と集中力が必要です。 | | |
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実施条件 ○エレベーターが出来ること ○高さのあるポップアップ・クレードルが出来ること ○オール・ザ・ウェイが出来ること ○フルツイストクレードルが出来ること ○地面で1回半以上その場ひねりジャンプが出来ること ○安全な環境の下で行うこと。 ○初めて行う際は指導者の指示の下で行うこと。
※ダブルツイストはいくつかの方法があります。 そのうちのひとつの方法なので、この方法が全てではありません。
写真1 通常のエレベーターからスタートします。
写真2 トップ 自分から跳びにいってしまったり、ポップアップをもらう前に ひねり始めてしまわないようにする事が重要です。 ベース 強く早いポップアップが必要なので、 ダウンは深くなり過ぎないようにします。
写真3〜5 トップ ポップアップを利用して、一気にひねり始めます。 ここでは進行方向に向かって腕でひねりをかける方法を行っています。 腕はハイVから一気に胸への巻き込み動作に移り、 それがひねりの効率を高めます。 ひねる方向・・・ここでは左ひねりなので左の肘と肩を左へ引き、 右腕は身体の前にしっかりとおさめます。 顔はアゴを左肩につけるようにして、頭がお辞儀をしないようにします。 つま先を伸ばして身体を一直線に保ちます。 ちなみに足の交差はひねる方向の足(ここでは左足)が上です。 写真でも分かる通り、一気に1回半以上回ってしまいます。 ベース ベースがひねりをかけて回すタイミングは、 トップが自らひねりをかけてからです。ポップアップの作業が先になります。 特に軸側(ここではトップの左足側)のベースはポップアップのタイミングが 反対側のベースより遅れてはいけません。 つまり、トップの左足が右足より下がると、トップがひねりをかけた時に、 かけた方向へ飛び出していってしまい、危険な落下につながります。 遅れなければ、ひねりがかけやすくなり、まっすぐ上方に飛ばすことが 出来ます。 反対側よりも高い位置まで強くひねりをかけます。(トップを回します) 右足側のベースは、慣れないうちにあまり強くひねりをかけてしまうと、 トップのひねりはじめとタイミングが合わなってしまったり、 右足が左足の前に出てトップの姿勢が崩れてしまったりします。 回すよりも、まっすぐポップアップすることを大切にします。 スポット スポットもかなり強く高く回していきます。 トップが早めにひねり始めてしまった場合、 ベースのポップアップの強さに煽られてトップは上半身から 落ちてきてしまいます。 スポットもまっすぐポップアップしながらひねりをかけ、 トップの身体の倒れ具合をコントロールします。
写真6〜7 トップ 一気に1回半回ってしまえば、ここからは極端な話、 1回ひねりのフルツイスト・クレードルの時と同じです。 最後まで腕は身体に巻きつけておきます。 腕の巻き付けを早めにほどいてしまうと、ひねりは止まってしまい、 ベースやスポットと危険な接触事故が起こります。 最後は巻きつけた腕を自然に開き、クレードルに入ります。 ベース・スポット トップの動きをよく見ておきましょう。 ひねりきって下りてきているか・腕をほどいていないか 姿勢は歪んでいないか・十分な高さでキャッチできそうか・・・ など、しっかり見ることが重要です。
☆大切なこと 失敗したときに、かなり大事故が起こります。 段階を踏んで安全な環境の下で行い、 なるべく知識と経験のある指導者の指示の下で行いましょう。 | | |
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写真1 日本で多く使用されているシューズの写真です。
JCAの競技会は多くのチームがこのシューズを利用(現在は形が変わりましたが、形状は変わりません。)していますので、このシューズで握り方を解説します。
写真のように靴底の一番下の層の部分が少し広がっているので、 手が小さい人には握りにくい構造になっています。
写真2 通常チアリーディングシューズのカカト部分は写真のように 窪みが作られています。 これはシングルベースで靴底を握る際に指を掛けやすくしてあります。 ここに指を掛ける事によって、靴底を多方面から包んで安定性を増し, カカトが下がる事を防ぎます。
写真3 写真3Aは後方から見た握りです。 写真3Bは側面から見た握りです。 どちらも手の大きさや握力によって若干変わります。 人差し指を掛けた状態で強く握れる握り方をします。
しかし、手が小さい人や指が短い人、特に日本人女性は この「指掛け」をすると力が入らなくなったり、
手首や指を壊してしまう事があります。 その場合は止むを得ず、写真4A・写真4Bのように握ります。
写真4
上記のように止むを得ず「指掛け」をせずに握る場合は、 写真4Bのように靴のカカト部分を持つようにします。 土踏まずの部分が一番細くなっているので、 そこを持ってしまう人もいますが、 これはトップの重心軸とベースの重心軸を一直線にする為なので、 土踏まずから前は持たないようにしましょう。
持つ位置の目安は、一度人差し指を窪みに掛けた状態から 人差し指を横に外して一番強く握る事が出来る位置が良い位置です。 写真3A〜3B
ここまで解説しましたが、 手が小さかったり、トップの靴を強く握れない人は なるべくシングルベースのメインベースをしない方が良いでしょう。 華やかさや派手さに任せてスタンツをしてしまうと、 大きな事故や怪我を招く事になります。 向き・不向きを考慮してスタンツを行いましょう。 また指導者はそういった安全性も考慮して指導しましょう。
動きの研究室「スタンツの力学 1」参照 | | |
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